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〝売れる営業マン〟を実践的に養成する
学校を企画・運営。
今秋福岡でも本格展開へ
株式会社 セールスの学校
代表取締役社長
浅井 隆志 氏
DATA
住所:東京都品川区西五反田2-28-5
事業:新入社員研修・営業研修・セミナー・講演・コンサルティング他
設立:2011年01月23日
H P:http://sales-school.co.jp/
新入社員向け営業研修などを通じて、〝売れる営業マン〟を養成する「セールスの学校」は今、東京で多くのクライアント実績を積み、そのビジネスモデルが話題になっている。そのスクールを立ち上げた浅井隆志社長は、波乱万丈の経験を経て、営業の世界へ飛び込んだ。そして、営業の現場においてビジネスの本質を学び、実践していく中で〝売れる営業マン〟を育成するメソッドを作り上げた。
「仕事には、『報酬』の喜び、お客さまや上司・先輩・同僚らから『認められる』喜び、『自己成長』の喜びの三つがある」と説く浅井社長は今後、セールスの学校を全国的に展開していく考えだ。その布石として今秋、福岡でも本格的に展開していく。浅井社長に自身の営業経験をはじめ、創業の経緯や現在の事業内容、今後の事業構想などについて聞いた。
三つの仕事の喜びを教えてくれる実践的な営業研修校
「セールスの学校」を一言でいえば、ビジネススクールです。その中でも基本的にビジネスに必要な考え方と実践の両面からアプローチしている学校であり、他校にない強みや特色は、「ビジネスマインドを学ぶ」ことを徹底しているという点です。そして、常日頃考えるビジネスマインドとは高い職業意識であり、別の表現で言い換えると、「仕事にやりがいを持つ」ことだと思います。
私がセールスの学校の受講生に言っていることは、「仕事には三つの喜びがある」ということです。一つ目が「報酬」の喜びであり、二つ目がお客さまや上司・先輩・同僚から「認められる」喜び、そして三つ目は「自己成長」の喜びで、この三つが重要ポイントです。
例えば、一日の3分の1を寝て、8時間働くと、起きている時間の半分は仕事です。その仕事がつまらないと、人生に悪影響を与えます。逆に仕事にやりがいを感じて、充実していれば、人生は大変幸せなものになっているでしょう。ですから、仕事に対する報酬、認められる喜び、自己成長という三つの喜びは、誰が与えてくれるのではなく、自分自身の取り組み次第だということを重点的に教えています。
受講者に聞く『セールスの学校』が支持される理由
なぜ、多くの方々からセールスの学校が支持されているのか?この質問に関して、受講生からよく聞くのは、「誰にも教えてもらえないことを明確に教えてもらえるので悩むことが無い」という声です。主な受講者である若手社員は、ひとまずのハウツーを欲しがり、教えてもらわないと分からない世代でもありますので、そこを彼らに対して明確に教示すると、すごく理解をしてくれます。
私たちの世代は納得しなくても上司から言われたら、取り敢えずやるというのが基本でしたが、今時の若い社員は納得できないことをやらない世代なのです。しかし半面、彼らは一度納得した内容は、繰り返して再現する能力があり、大変優秀であると感じています。
『セールスの学校』の追い風となった意外なもの
セールスの学校は、仕事上の三つの喜びに代表されるビジネスマインド重視の教育姿勢や、新入社員ら若者世代が納得できる明確な指導法が支持されて、研修実績を伸ばしてきました。
専門性を高めていくキャリア形成制度のうち技術系については、手厚い補助金があります。そこで「営業職も立派な専門職だ」と考えた私は、専門職としての営業マンを育成するカリキュラムを作成して、監督官庁に何度も足を運び交渉を重ねました。
その結果、営業研修についても専門職育成の補助金対象に認められました。このような新入社員を対象にした補助金活用の営業研修は、研修先企業や受講生から大変喜ばれました。
その中で、ある採用支援会社で新入社員向けの営業研修を実施しましたところ、以前高かった離職率が研修を受けて、大幅に改善されたのです。すると、「この営業研修は、本当にすごい」という評判が立ち、研修した企業などから相次いで紹介をいただき、一気に拡大していきました。
波乱万丈の経験と日々の葛藤を経て、営業の世界へ飛び込む
物心ついた頃から私は建具職人だった父を尊敬して、「大人になったら、父と同じ仕事をする」ことが夢でした。高校を卒業して念願だった仕事に就いて間もなく、私は交通事故にあって、4回の手術と3年間のリハビリ生活で、職人の仕事ができなくなりました。幼少期からの夢に挫折した私は数年間、失意のうちに仕事を転々とする日々を過ごしました。
私が29歳の時、悪性脳腫瘍で余命半年と診断された母が懸命に生きようとする姿を見て、私は自分自身が情けなくなり、「真面目に生きよう」と決意し、定職に就く努力を始めました。
学歴も社会経験も資格もない私が就職できたのは住宅会社の歩合給営業マンでした。「どうしたら売れるのか」も分からないままにがむしゃらに働きましたが、仕事を教えてくれる人もいなくて空回してしまい、やがてうつ状態になりました。
その時に、ある営業コンサルタントと運命的に出会って大いに啓発されて、営業スキルや前向きに生きていく人生観について学んだのです。
それから営業について学ぶことの大切さを痛感して、さらに学ぼうと、独学ながらビジネス書を読み漁り、セミナーに通うなど試行錯誤を繰り返しながら、〝売れる〟営業マンになりました。 そして、集客や組織論も勉強し、最終的には会社の営業推進の責任者に就きました。
営業マンとして学んだことに加えて、「かつての私と同じように売れずに悩む営業マンを救いたい」営業は本来楽しい」ことを教えたいと思って、創業に至りました。
大手企業向けの営業研修プレゼンで独立当初の構想が実る
創業した当初は、営業支援や営業の仕組みづくりも手掛ける経営コンサルティングからスタートしました。個人事業主を対象にした、提案営業やマーケティングのセミナーを毎回100人規模で開催していました。その頃、以前お世話になった人材紹介会社の元担当者と再会して大手通信会社での営業研修のコンペに参加することになりました。
それまでの私は営業研修の実績はなかったので、自分自身の体験をもとに営業研修カリキュラムを独自に作成して、デモ研修に臨みました。当日は、大手研修会社が居並ぶ中、まったく期待していなかったのですが、何と私の営業研修カリキュラムが採用されたのです。
その後、約2年間、営業セミナーを毎月定期的に開催しましたが、これまで私が実践してきた営業姿勢やビジネススキル、販売ノウハウなどが間違っていなかったことを確信しました。
2020年に2年制専門学校への学校法人化を計画
将来的な方針として、2020年に学校法人を立ち上げたいと考えています。
これまで不思議なことにビジネスコミュニケーションや関係づくりを実践的に教えてくれる学校がありませんでした。例えば、大学や専門学校で教えているビジネス系科目は簿記や情報処理などしかなく、また大学院やビジネススクールなどで主に教えているのはMBA的な内容です。
このため、営業の基本からwebマーケティングまでを幅広く学んで、自分の適性を知った上で自らやりたいことを見つけることができる、2年制の専門学校をつくりたいと考えていました。
このような実践的な学校があれば、社会に出てから学ぶのではなく、社会に出る以前に自分の能力や適性などを理解できるので、学生と企業との間で採用上で発生するミスマッチが無くなるでしょう。
その第一歩として、営業出身の私は、「まず得意分野である営業マンを育成する学校をつくろう」と考えていく中で、セールスの学校というアイデアが思い浮かびました。
今秋、セールスの学校は福岡でも本格的に展開します。「仕事の喜びを感じる人を全国的に増やしていきたい」という思いが以前からあり、全国展開を目指していく上で西日本における中枢拠点であり、必要不可欠な主要都市が福岡でした。
企業向け教育・研修で№ 1のコンサルティングファームを目指す
全国展開と共に営業研修をはじめ企業向け教育・研修でのスタンダードとなる教育・研修内容をつくりあげていきたいと考えますし、そのためにも今後、業界ナンバーワン企業を目指していきます。
現在、新入社員向けの営業研修分野では、当社がトップ企業になりますが、これまでの営業研修で痛感したのは結局、〝スーパーマン〟を育成するのは難しいということです。しかし、スーパーマン養成が難しい一方で、ビジネス環境を整えると、営業面でも活躍できる社員がいると思います。その点を踏まえて、本格的な営業研修では営業フローを含めた業務全体を見直すことが必要だと考えます。
つまり、企業コンセプトやブランディング、マーケティング、人事考課までを一体的にやらないと、お客さまにとって価値あるサービスを提供することはできません。
今は新入社員向けの営業研修が多いのですが今後、中堅社員や管理職向けの教育・研修を手掛けていきます。また、研修先の階層的な広がりに加えて、社内業務面においても販売促進やwebプロモーション人事評価などへと拡大していきたいと思っています。
そして、お客さまの企業価値を最大限に高めていくことを通じて、企業向け教育・研修分野でナンバーワン企業になりたいと考えています。今後、お客さまに価値あるビジネスサービスをワンスストップ体制で提供できる「コンサルティングファーム」をつくっていくことが私自身の将来ビジョンです。