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〝まちの看板屋〟から日々進化し続ける、
福岡の新たなランドマークづくりの仕掛人
株式会社ロプト
代表取締役社長
冨田 直良 氏
DATA
住所:福岡県福岡市博多区博多駅南5-21-14
事業:看板・サイン・案内板・ディスプレイ製作
設立:2005年05月00日
H P:http://loptr.com/
市場規模3606億円・6274事業所―。工業統計調査(2012年)によると、看板・認識機製造業は一定規模を有する産業である一方、規模の小さな中小・零細企業の多い業界でもある。
同業界において看板製作会社は広告代理店や店舗装飾業者から受注するケースが多い中、積極的な提案営業で異色を放っているのが、株式会社ロプトだ。 
看板業界で業歴20 年を誇る冨田直良社長に看板へ対するこだわりをはじめ、同社が取り組む企画提案の考え方、さらにまちのランドマークづくりに向けた思いなどを聞いた。
「看板はお客さまの 目的達成ツールだ」
大型看板、屋外広告、ネオンサイン、店舗デザイン、ラッピングカー……。当社の事業内容は一見、幅広くみえますが、あくまでも〝看板屋〞にこだわっています。そして、自社で一貫して企画・製作できる強みを生かして、業界的に珍しい提案型営業に力を入れています。
お客さまが看板を依頼される場合、必ず目的があります。たとえば、「売り上げを増やしたい」というお客さまには集客を目的とした看板を企画・製作し、さらに来店客の導線も考慮した上で設置していきます。私自身、「お客さまの目的達成のためのツールが看板だ」と考えており、もしも達成できなかったら、〝看板倒れ〞でしかありません。また、飲食店を始められるお客さまは調理や接客などに精通されている半面、店舗経営で重要な集客や広告・宣伝に詳しくないケースも多々あります。
私たちロプトは「お客さまのやりたいことを実現していく」のが使命だと考え、最高のパフォーマンスを発揮できるように日々、研究・努力しています。
衝撃的な出来事で 看板を天職とする
私自身、18歳の時に縁あって看板業界に飛び込み、看板一つでお店の存在感や街並みの雰囲気が一変していくことを目の当たりにして衝撃を受けました。たしかに世の中にはいろいろな仕事がありますが、これ以上に面白くてインパクトのある仕事が無く、20年余りも看板の仕事に取り組み続けています。
今年、創業12年目ですが、最初の頃は修業と考え、どんな仕事でもやっていました。とにかく生きていくために一生懸命で、自分に声を掛けてくれたことをチャンスと考えていました。
その後、いろいろな経験や実績を積み、自分がやりたいアイデアやプランが見えてきて、自分なりの企画提案ができるようになりました。たしかに内容次第では、お客さまからの発注をお断りすることもありますが、面白い仕事をさせていただいていると実感しています。
最近では、「地元看板業界の革命児」ともいわれこともありますが、私たちの提案が時代の先を行く企画の場合、理解されるまで時間を要します。しかし、当たり前のことを当たり前にやっていてもダメです。周りの人々を感化していくようなインスパイアに加えて、インスピレーションも大事にしながら、いろいろ挑戦していきたいと思います。
看板屋的発想の 店舗改装で繁盛店へ
いま、私たちが力を入れている企画は、店舗の存在そのものを屋外広告的な景観にしていく新たな店舗デザインです。
春吉の目抜き通りに面した古民家で営業するもつ鍋店から「もっと活気があるお店にしたい」という依頼がありました。そこで、私たちは周辺も明るくなるような斬新な店舗外観を提案して、リニューアルしました。新装開店後、もつ鍋店経営のお客さまをはじめ、来店客の方々、さらに地域のみなさまからも〝まちのランドマーク〞として親しまれています。さらに同店は、屋外広告景観賞に出願したことでも話題になりました。
店舗改装ではインテリアコーディネーターも含めて内装をされる方は多い半面、入店の是非を決める店舗外観や看板・サインはなぜか重視されません。私たちは、来店客がお店に入っていく導線をつくるのは看板やサインだと考え、対象店舗の状況や周辺環境、さらに他店舗も意識した企画を提案しています。
今後も引き続き、ユニークな企画提案を増やしていく考えです。そして、それらを起点にして、福岡というまち全体を変えていくような大胆なビジョンやプランニングを打ち出していきます。
福岡の新たなランド マークづくりを提案
私自身、看板は企業やお店の〝顔〞であり、さらにまちの〝顔〞にもなり得ると考えます。
それぞれの都市やまちを代表する目抜き通りや商店街などでは多彩な看板が風景になじんで土地の風情をつくっています。今後、福岡というまちが天神ビッグバンやウォーターフロント整備計画で大きく変わろうとしていく中、チャンスがあれば、積極的に関わっていきたいと思います。
これからの新しいまちづくりにおいて、これまでの実績や経験、スキル・ノウハウも生かしていきながら、誰も想像できなかったような福岡のランドマークを実現していきたいと考えています。
そして、私たちが企画提案していく中で、来訪客はもちろん、地元に住んでいる人たちからも「これこそが福岡だ」と納得して実感していただける新たなランドマークづくりをみなさんと一緒に仕掛けていきたいと考えています。